全校生徒からハブられた話⑫
次第に彼女との繋がりを
とても強く感じられるようになって
その繋がりが心の支えになった。
何度も彼女に会う想像をしたけど
結局今まで会った事はないし
多分これからもない。
私のアドレス帳には彼女の連絡先があって
辛かった時期をお互いがある程度抜けられてからも
たまに近況報告をしたりした。
連絡を取らない間は
彼女が生きてるか死んでるかも分からない。
それでも私は辛くなると彼女を思い出し、
彼女に連絡をしたくなる。
サイトに
今日、こんな事があって切っちゃいました。
ダメなの分かっていてもやめられません。
こういう書き込みをしても否定されない関係だった。
「なんでそんな事してるの?!」
とかって糾弾されない安心感。
分かりやすくリストカットって書いたけど
正確には私がしていたのはアームカット。
二の腕を切る行為。
体操着とか夏の制服から傷が見えるのは
流石に嫌だった。
制服のポケットに
いつも小さなカッターを忍ばせていた。
おかしな話かもしれないけど
私にとってはお守りだったなあ。。
辛くても嫌な事があっても
切れば私は大丈夫でいられるって思って。